ワシントン条約会議-欧米の主張全滅2010/03/27 18:55

ワシントン条約の会議が終了した。欧米諸国の主張は全滅した。日本の主張か途上国の支持で認められたのである。

途上国は「先進国の横暴」とばかりに欧米諸国の提案に猛反発したのである。

また、日本や中国などの経済主要国も欧米の主張に反対したのである。マグロは日本の関心事であり、鱶は中国の関心事と言える。

つまり食文化に関しては欧米諸国の主張でごり押しをすることは出来ない時勢なのである。

「食い物の恨みは怖い」のである。欧米諸国は食文化の異なる国や地域に変に干渉しないことである。他の民族の食文化に干渉することは止めて欲しいと思う。

水産資源の乱獲で困るのはとうの資源利用の民族なのである。その事実を指摘して、後はその民族の自主性にまかせればよいのだ。変に文句を付けるのは摩擦の要因にしかならない。

日本にとってのよい例が鯨である。鯨を捕りすぎたら困るのは日本なのである。しかも日本は資源保護に関する知識と実行力は十分にあるのである。それを勝手な理論付けで妨害しようとするのは食文化の無理解としか思えない。

一方でこの会議を通して日本は途上国を味方に付けることの重要性を認識すべきである。他のことでも体面のために「欧米先進国」に同調することは止めた方が国のためではないか。