国松長官事件-検察の説明はお粗末-思いこみ捜査?2010/03/31 18:58

国松長官狙撃事件が時効となったのに関連して、検察の声明が出た。

犯人はオウム真理教関係というものであり、犯人を特定できなかったという言い訳が添えられている。

確かに状況証拠はオウム真理教に不利ではあるが、オウム以外をどのように追求したかについては説明不足である。

時効が成立してもオウム真理教が青天白日の身になったとは無荒老も思っていない。しかし、犯人として決めつけるにはいささか説明が足りない。他の考えられるルートを十分に追求したかは疑問が残るのである。

無荒老が恐れるのは検察が「思いこみ」のみに集中した捜査をするという体質になっていないかということである。仮にこのような傾向にあればその方が問題なのである。

これはこの事件に限ったことではない。過去の事例でも「思いこみ」のために冤罪となっふた人が現に存在するのである。検察はこのことを反省すべきではなかろうか。