誰がセーフティネットを作るべきか2009/01/07 18:50

現在派遣・契約社員の失職が問題となっている。採用している製造業等は、通常の労務費の調節方法を採っているだけである。仮に全ての人員を正社員としたとすれば、正社員の整理が問題となっているはずである。

企業にとっては労務費の削減につながるシステムが好ましいのである。正社員の削減は現在の労働法の下では可成り面倒なのである。

このような事態とならない様に解雇に関するセーフティネットが必要であったが十分な期間があったにも拘わらず誰も検討しなかったのが事実である。

今回の失業問題で誰も派遣会社の責任を云々しないのを無荒老は奇異に思っている。無荒老はセーフティネットを構築する責任が最も大きいのは派遣会社と考えている。

思うに派遣先の契約廃棄で派遣会社の責任が無くなるのはおかしい。次の派遣先を考えるのは派遣会社の仕事ではないのか。

業種によって派遣先を制約するのではなく、派遣会社に契約打ち切り後の処理を考慮することを義務づける必要があるのではないか。なお、派遣受け入れ企業には、住居などの退去には猶予期間を義務づける必要があると思う。