欧州経済危機-政権交代が虚しく感じられる ― 2011/11/21 18:56
今度はスペインで政権交代のようだ。ところで交替しても前政権とあまり変わらぬ経済政策をとらざるを得ないような気がする。
国民に緊縮政策が不人気なのは当然である。緊縮政策をとらざるを得ないことを国民の理解させねば政権をとっても国民から嫌われるのである。
財政赤字を解消するためには国民の協力が不可欠であるのだ。その必要性を納得させることが出来ねば与党は放り出されるのだ。野党にしてもそれが出来なければ同じ運命をたどるのだ。
そして最も危険なのはとんでもない政治勢力が国家を支配することである。「ナチス」はドイツの経済的な苦境の時に欺瞞を持って政権を獲得し、独裁したのだ。
欧州で今回政権を獲得した「野党」がどのように危機を乗り越えられるのか、注目すべきであるし、国民が自国の危機にどう目覚めるかも注視するべきであろう。
尚、日本にとっても他人事ではないと思うべきであろう。おかしな勢力が台頭しないように与野党ともに考えるべきではないか。
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