フォード社に注目 ― 2009/03/11 19:16
アメリカビッグ3の内フォード社の対応が他の2社と異なってきた。その実体は尚明確とは言えない。
ケース1:フォード社の実体が他の2社より本当によい。
この場合フォード社のみが生き残る可能性があり、オバマ政権にとっては1社でも救済できた。と言うことで面目丸つぶれか防げるであろう。 他の2社にとっては危機対応が出来た同業者が居ることで極めて厳しい現実に直面せざるを得ないであろう。
ケース2:フォード社は実体が悪いのに政府の干渉を嫌って虚偽の報告をし、蓋を開けたら重大な危機であった。
この場合はフォード社が真っ先に市場から退場せざるを得ないだろう。しかし、他の2社が生き残れるという保証もない。
オバマ政権はビッグ3の存続に努力するであろう。しかし、ビッグ3の方でそれに答えるだけの努力をしなければ容赦しないであろう。
此処では自動車業界を取り上げたが、金融業界でも同じ様な厳しさが求められると思う。
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