民主党代表選挙-ガチンコ勝負の後は? ― 2010/09/01 18:49
久しぶりに有力政治家のガチンコ勝負である。自民党時代を含め考えてみたい。
自民党の総裁選挙でも有力者のガチンコ勝負は何回かあった。国民は固唾を呑んで見守っていたのだ。
ところが勝負が決まった直後自民党が分裂するなど一回も起こっていない。自民党から脱党者が出る時期は総裁選挙と何らの関係もない。
民主党の場合はどうであろうか。自民党の前例から見れば、一部の人の期待に反して分裂などはない。場合によっては「雨降った土固まる」と言うことにもなりうるのではないか。
戦い済んだ後、敗者の得票率により政権維持のための妥協が図られるのてはないか。惨敗すれば惨めだし、接戦であればそれなりの処遇があるであろう。
どちらが勝つにしろ戦後処理を注目したい。
臓器移植が増える-しかし肝腎なことは未解決ではないか ― 2010/09/02 18:56
法律改正後脳死からの臓器移植が増えている。これは法改正の目論見通りであろう。
しかし、今回の法改正でも放置された問題がある。それは多額の費用をどうするかと言うことである。
現在の国内の臓器移植は「研究費」から捻出されていると言われている。しかし、臓器移植が常態化すればこのような状態は許されないのではないか。
研究費の面から言えば、臓器移植に使用される分だけ他の医療研究の費用が減るのではないか。これは医療の進歩にとりマイナスであることにつながるのである。
また、公的資金に頼ろうとすれば、健康保険料の増加や増税以外に財源はないのではないか。
それが無理であれば脳死段階の臓器移植は「富裕者」のためにしかならないのではないか。日本国内で間に合わず海外では移植可能というのは海外では経費負担できる患者が少ないためではないのか。
財政問題を解決しない限り脳死からの臓器移植は行き詰まりかねないのではないか、
「研究費を使い果たしたので今後臓器移植はお断り」などの医療機関が出ないとは限らない。今回の法改正は臓器の確保だけしか見ないで行われたのではないか。法律は全ての問題を考慮して制定すべきでは無かろうか。
NHK名古屋場所放映-相撲協会は特別扱いであることを認識すべし ― 2010/09/03 19:08
NHKが名古屋場所の中継に踏み切った。これは相撲協会にとって重い問題であることを認識すべきである。
NHKは地上波と衛星波と2つのチャンネルで放送している。これは可成りの優遇である。
相撲協会はプロスポーツの団体である。そして「国技」と言うことを売り物にしている。
しかし、プロスポーツの愛好者は相撲以外にも野球やサッカーなど多くのジャンルにいるのである。
野球ではワールドベースボウルクラシック、での活躍、サッカーでは世界選手権での活躍など国際的にも日本の実力か評価されているのである。こちらに国技の看板が奪われないかも知れないと思わねばならぬ。
それから見ると大相撲では横綱・大関の中で日本人は1人しかいない。国際的なプロの選手権をしても日本はそんなに国技と威張ることは出来ないで、上位に行かないのではないか。
日本相撲協会は他のプロスポーツと比較して優遇されているのである。それを認識して「国技」にふさわしいことをなすべきではないか。うかうかしていると「事業仕分け」の対象となり放送されなくなりかねないと思え!
幻の高齢者-しかし、年金詐取は許せない ― 2010/09/04 18:47
日本各地で「幻の高齢者」が続出している。つまり完璧を誇った日本の戸籍にも「万が一」=つまり総数で1万人程度-のミスがあったということである。これだけならば単なるご愛敬として片づけてもよい。後は法務省の方でゆっくりと片づければよい。
しかし、許せないのは年金詐取をした連中である。死者は恐らく弔いもされていないであろう。可哀想に!
年金詐取を防止するために一つの提案をする。それは健康診断と介護診断を利用することである。
高齢者健康診断は義務化されているが受診しない場合のペナルティはない。これを年金受給の必須要件とするのである。これは確実に年金受給者の確認につながる。
これでカバーできない要介護者は介護業からの確認で代用できるであろう。在宅介護を含めれば多分カバーできるはずである。
これは支給に関して毎年行われる「現況報告書」を発行する時にこれらの機関からの連絡がない限りこの書類を発給しないとすればよい。それは則年金停止につながるのである。
とにかく年金詐取は出来ない様な工夫をする必要があろう。対象となった死者こそ哀れとしか言いようがない。
院内感染-大病院共通のシステムの問題ではないのか ― 2010/09/05 18:55
多剤耐性菌をはじめとして多くの院内感染が報告されている。
これを個々の病院の問題として扱うには疑問点がある。
院内感染に関して共通のシステム上の問題点はないのであろうか。
あるとすればこれは厚生行政の問題ではないか。
院内感染は初動が問題ではないか。病院が隠蔽したくなる様な状況を解消すべきではないか。
この夏の口蹄疫事件は、僅かの初動の遅れが大事態に発展した様である。人も動物の一種である。初動システムを確立して院内感染を早期に拡大阻止できるシステムを作るべきではないか。これは各病院のみならず厚生労働省も考えるべき問題であろう。
院内感染に関して行政の指導は極めて重要ではないか。報道から見ると行政は「われ関せず」に近い様に見受けられるが。
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